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ライフサポート依頼・障子の張り替え(張り編)

2021年12月30日
障子の張り替え 0
今回のライフサポートは、前回の障子張り替え(剥がし編)の続きで(張り編)です。

前回をまだ見られていない方はこちらから↓
ライフサポート依頼・障子張り替え(剥がし編)」へ

それではやっていきましょう。
それでは、障子戸がよく乾いたのを確認して作業を進めていきます。
障子を貼る面を上にして障子戸を作業台に寝かすか、床に寝かせます。私はいつも床でやっています。
そしたら、ロール上の新しい障子紙の端を障子戸の上か下(どちらでも大丈夫です)にまっすぐ合わせ、3カ所をテープで固定します。(右、真ん中、左)
21-12-29-14-22-40-481_deco.jpg
こんな感じですね。障子紙の向きは転がして貼れる向きで大丈夫です。

障子紙にはザラザラの面とツルツルの面があり正直、こっちが表でこっちが裏と現代では決まってないのですよ。

昔は裏をツルツル面で、ザラザラ面が表という説があり、裏面が窓側で太陽に光を受け、表面のザラザラ面が室内側で太陽光を感じるので太陽光を柔らかくする(目に優しく)って聞いたことがあります。

しかし現にその逆巻きで売られています。(ツルツル面が表)私もツルツル面が表の方がキレイに見えるのですが・・・・どうなんでしょう。

で、この状態にセットしたら次に障子戸に糊付けしていきますが・・・

障子紙の「質」によって多少、糊付けの量が変わります。最近は障子紙の種類もたくさんあり、糊の量を替える必要があります。

今回は普通紙で行うので、ポイントは糊を付けすぎないことです。しかし基本どんな障子紙でも糊を付けすぎると障子戸の汚れが浮いてきて障子紙を汚してしまうので注意です。

障子戸の格子に糊を付けたら障子紙のロールを転がしながら貼っていき、ロールの障子紙をカットします。

21-12-29-14-23-44-294_deco.jpg

まずは下をカット(画像ではうえになってますが・・・)

この状態の時に障子戸と障子紙をしわにならないよう内から外へ格子に部分に障子紙を優しく密着させていきます。

次に上下左右の余分な障子紙をカットします。糊を付けすぎているとここでも問題が出てきます。カットする部分に糊が付いてしまうと障子紙が切れなくなります。正しく言うと切れる前に障子紙が破れます(汗)障子紙が破れてしまうと、仕上がりが酷いことになるので、要注意です。

21-12-30-19-55-58-238_deco.jpg

張り作業はこれで終わりですね。

次に糊を乾かすのですが、自然乾燥です。このまま乾かしてもいいのですが、次の障子張りに邪魔なので立てて乾かします。

20211226_112141.jpg

完全に乾いたら次の工程です

完全に乾いても、障子紙はピンとは貼っていません。ここから霧吹きで障子紙に水を吹き付け乾かします。

障子紙が乾いたらピンと張っていますのでこれで障子の張り替えは終了です。障子の張り替えは合計3回乾かさないといけないので、どうしても時間がかかってしまいますね。

20211226_172549.jpg

キレイに仕上がりました。今回はご依頼は6枚の障子張り替えだったので通常は翌日納品です。が・・・この日と次の日は雪が降っていたため、お客様に断り納品が遅れてしまいました。どうしてもキレイな状態で納品したいので申し訳ないです。

しかしお客様は仕上がりを見てとても喜んで下さいました。


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